『靑い種子は太陽の中にある』行ってました♪*゚-③レポ1幕

軽快な音楽が鳴り響き、幕が上がる

時は1963年夏…
-スラム街の夕暮れ-

幕が上がりステージを見て目が点になる私(苦笑)
あれ…?(・・;)
1963年…の日本…ですよね?(;・∀・)
なんでしょ?このセット…(・_・;)
変な…なんて言うんだろw
前衛的?近未来的?な…
要するにわけがわからんオブジェが所狭しと置かれている(;゚ Д゚) …!?

舞台には多数の浮浪者や夜の女たち…
そして何故か、まわしをしめた力士…(・・;)

この力士役の方、2人いらしたんですが(-_-;)
一人の方はノースリーブのキグルミ的なものを着ていて体型&胸を作ってるんですね
でも、もう一方…
こちらの方は、どう見てもキグルミ来てそうに無いんですよ(;゚ Д゚) …!?

どうみても…
自前の体型で…自前の胸に見えるんですけど…( ゚д゚)ポカーン

???Σ(゚◇゚;)マジデッ!?

えっ?Σ(゚д゚;)
舞台で女性の半裸?トップレス?って…大丈夫なんでしたっけ?σ(^_^;)
あ、もしかして男性がやってるのかな?ってこのときは思ったんですが、休憩のときに気になってパンフを見てみても自前でできそうな体型の方は…女性の方がおひとりだけ…( ̄□ ̄;)!!

かなりお化粧してるから同じ人か微妙なんですが…確かに面影はある…ような…?( ̄_ ̄ i)
真相はわからないまま今に至りますヽ(´Д`;)ノアゥ…
…気になる……(;´Д`)ウウッ…

まぁ、そんな私の葛藤をよそに、この方々が軽快な音楽に合わせて群舞を踊ります

んっと…わざとそんなに上手じゃない感じにしてるのかな?(;´Д`)
浮浪者や夜の女たちだから?…(;゚д゚)ゴクリ…

出だしから半裸の力士やこの群舞に
ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
としてしまった私wヽ(´Д`;)ノアゥ…
先行き不安になりました(;・∀・)

曲調が変わりブルースになります
亀ちゃん登場♪
亀ちゃんの役名は賢治
賢治は造船所で働いています

賢治ソロ「ブルース」

”ああ いやだ
こんな町なんか
もういやだ”

振り絞る歌声…
亀ちゃんの少し擦れた声にあってます♡

曲調が変わってなにやらどんちゃん騒ぎに…(苦笑)
よく見ると、浮浪者や夜の女をやってる役者さんに、(体格に)障害を持ってる方が何人かいらっしゃるようでしたが、でもその方々もまわりの方に全くひけを取らず歌って踊ってらっしゃいました

役人2人登場
役人さんは立て看板を持ってきて立札を立てます
立札には「立ち入り禁止 市役所」の文字

役人曰く
『ここに近代建築の風呂付アパートが立ちます!』
群衆はざわめくものの、どうせ自分たちには関係のないことだと口々に言います

それに対して役人は
『このアパートはあなた方のためにたてられるんです!』
みんな半信半疑でしたが役人の説明を聞くうちにその気になってきます

しかしその後に役人は言います
『このアパートは市の浮浪者救済の事業です。
しかし、世帯持ちじゃないと入居できません。
そしてアパートに入る資格のない浮浪者は収容所に収容されます。
アパート完成までにロマンスに花を咲かせてください』

群衆のざわめきは次第に大きくなります

役人は、この事業には民主党の早瀬議員の力が非常に大きいから留意しておくようにと言い放ち退場
群衆も役人を追って退場

誰も居なくなった舞台に賢治が登場し、オカリナを吹く
曲は先ほど賢治が歌ったブルース

少しして、あれ?って表情でオカリナを吹くのをやめる賢治
どこからかオカリナに合わせてメロディを口ずさむ声が聞こえる…
でも賢治がオカリナを吹くのをやめると、その音も止んでしまう

何回かそれが繰り返され、ドラム缶の影から朝鮮人の人夫を見つける

『なぁんだ、きみかぁ』
どうやら顔見知りのよう
『一緒に歌ってもいいですか?』
片言の日本語で聞く朝鮮人に笑顔でうなづく賢治

しばし二人で楽しい時を過ごし、やがてまた一人になる賢治

弓子登場

足早に通り過ぎようとする弓子に、ためらいながらも覚悟を決めて声をかける賢治
立ち止まって返事をする弓子
話すのは今日が初めての2人
どうやら、仕事帰りにこの道を通る賢治と、この道を通ってこれから仕事に行く弓子が時間同じくしてここで出会えるらしい

初々しいふたり
『じゃぁ、日暮れには必ず会えるわけね』と笑顔で言う弓子に対し
『日暮れにしか会えないってこと』とさびしそうに言う賢治

立ち話していたふたりだけど賢治の『座らない?』のセリフで戸惑いながらも座る弓子
賢治は造船所で作っている船に、コッソリ自分の名前を彫りこんでいるんだと言う
名前だけでも自分の代わりに遠くの海へ航海できるようにと…

『素敵ね』と言う弓子に、今度は弓子の名前も一緒に刻むと約束する賢治
ふたりが別々な場所で空を見ていても、ふたりの名前だけは遠いヨーロッパの海の上で新しい世界を見つめていられるようにと…

賢治&弓子で「船の唄」

充希ちゃん、めっちゃ透明感のあるきれいな声…о(ж>▽<)y ☆
「美男ですね」の頃よりも歌も上手になってて…ホントに素敵な歌声でした
亀ちゃんの声とのバランスもすごくいいなと思いました

歌い終わり、ハッと気づく弓子『もう行かなくちゃ』
慌てて行こうとする弓子に名前を聞く賢治
それを聞いて『賢治と弓子ね』と笑う弓子
それに対して賢治は
『そう、賢治と弓子だ。これからふたりの物語が始まるんだ』

弓子退場
それを目で追って、ホッとしつつ寂しい…複雑な気持ちの賢治
恋をしたんだ…そう自覚した瞬間だった…

『日が沈まないならもっとゆっくり会えたのになぁ』
そうつぶやく賢治

賢治「日がもしも沈まないならの唄」

歌い終わる頃役人登場
役人に怒られて、客席に逃げ込む賢治
そのまま客席通路から退場

舞台には幕が下り、幕前にマリー登場

マリーは早瀬議員の娘
好き勝手に生きてる官能的な女性
…ちょっと色気不足でしたが(苦笑)
そこがまた、ホントはまだ大人になりきれてないくせに大人ぶってるのかなとも思わせる

官能的に踊り歌うマリー
男性ダンサーとの結構な絡みもあり

熱い男が欲しいと言うマリー
『そうだパパについてスラムに行ってみよう。あのゴミ捨て場ならいるかもしれないわ』

…えっと…R指定なしですよね?
R15位はつけた方がいいんじゃないかなw
亀ちゃんだからと、ママと一緒に来ちゃった中高生は…だいぶ気まずい思いをすると思います(苦笑)

幕が開きみんな集まってるところに早瀬議員がアパート工事の視察に訪れる
後ろから現れたのは…マリー
ホントに来ちゃったのね(苦笑)

マリーをじろじろ見るスラムの男性陣に、スカートを翻し挑発するマリー

そして、視察が終わったから帰るという早瀬議員に、先に帰っていいと言う
一人残ったマリーは腰を振り歌い踊り…
スラムの男性陣を挑発する

※えっと…R指定無し…なんですよね?アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ

そこへ出勤途中の賢治登場
このありさまを見てビックリする

めざとく賢治を見つけたマリーは、指でクイクイッと(苦笑)
そう、太輔さんお得意のw指テクでのカモ━━━━щ(゚д゚щ)━━━━ン!!w

ウブでシャイな賢治はビックリして首を振る(°Д°;≡°Д°;)イヤイヤ

その賢治の様子に、面白いおもちゃでも見つけたかのように…更に腰をくねらせながら挑発するマリー

マリーから目が離せなくなる賢治
次第にマリーにひかれていく…
少しづつ距離が縮まり…マリーに後ろから激しく抱きついてしまう
(  Д ) ゚ ゚

そのままふたり絡みあいながらマリーの唄
ヽ(д`ヽ)。。オロオロ。。(ノ´д)ノ

※だから…R指定ホントになくていいの?| 壁 |д・)ジーッ

マリーの唄が終わると、( ゚д゚)ハッ!と我に返って抱きしめていたマリーを離し、一礼して気まずそうにそそくさとその場を離れる賢治

『いい男だわ。退屈忘れそう』不敵な笑いを浮かべてつぶやくマリー

マリー退場

数日経過

舞台にはおりんばあさん
そこへやくざ風な男が通りかかる
男は早瀬議員の関係者
早瀬の命令で、賢治を追っかけまわしているマリーを探しに来たと言う
おりんばあさんの昔話が始まり、いつの間にか男も居なくなる

日没

賢治と弓子登場

まだ初々しさは残しつつ…少しづつ距離が縮まってきたのが会話から感じられる
そして…

弓子『言おうっかな?』
賢治『?えっ?』
弓子『(照れ笑いしながら)あ~、よそうっかな?』
賢治笑いながら『なんだよ』
弓子『ん~…あたしもあのアパートへ入りたいの』
賢治『なんだ、そんな事か(苦笑)それなら入ればいいじゃないか』
弓子『でも知ってる?あのアパートは独身だと入れないんです』

ふたり顔を見合わせ、しばしの沈黙
そして二人一緒に照れ笑い

賢治『なるほど。そういうことか』
弓子『ふふっ、そういうことなの』

弓子に目配せして笑い出す賢治
一緒に笑い出す弓子

『もしも…もしもの話よ?もしもふたりがアパートに入れたとしたら…』
夢を語りだす弓子
それを笑顔で見つめる賢治

『もしもの話だけど…。でも、もしもの話だって楽しいわ』と微笑む弓子

賢治はどうしてスラムにいるのかと弓子に聞かれ、お父さんだけここに置くわけにいかないという賢治
賢治の父は昔小さな町工場を経営していたが、3年前自分の不注意から火事を出してしまい近所12軒も焼いてしまったのだという
土下座をして『俺を殺してくれ!』と謝る賢治の父に対して、口では『いいんですよ、いいんですよ』って言う…
彼らの憎しみに満ちたあの目が忘れられないと…

隣人たちがみんなスラムへきて、賢治の父は立ち直ろうと思えばできたのに…
隣人たちと一緒にこのスラムに来てしまった
今ではアル中だと…

可愛そうと言う弓子に、もう父の話はやめようという賢治
そして、別れの時間になる
弓子『日がもしも…沈まないといいのにね』

賢治&弓子「日がもしも沈まないならの唄」

『じゃあ、また明日』
行こうとする弓子に
『待って…今日は僕が先にここを出て行こう。
いつもぼくが見送る。いつだってきみが居なくなると、夜が来て…ぼくは一人になってしまう。
たまには逆だっていいじゃないか』

賢治の寂しさが伝わってくる

弓子は20数える間にでてってねと言い数を数え始める

1,2,3…
賢治が居なくなる

8,9,10…
誰もいない…寂しそうに落ちていく太陽を見る

16,17…
寂しそうな表情の弓子

弓子『あたしの名前を刻んだ船はどうなったのかしら。処女航海は来月頃だって言ってたけど…』

弓子ソロ『船の唄』

歌い終わり退場しようとする弓子
そこへ賢治が戻ってくる

※客席通路から走って登場

『弓子!弓子!!』
叫びながらかけてくる賢治
ただならぬ様子に『どうしたの!?』問いかける弓子

大変なものを見てしまったという賢治
アパートの工事現場でたった今事故があった
鉄骨の上から人夫が足を滑らせて落ち、地面に叩きつけられて死んだのだと…

足場の不備だろう…
その場には、現場主任も市役所の役人も居たのに…
あろうことか、知らん顔でアパートのコンクリートの中に塗り込めてしまったという

賢治『そんなことが許されていいものだろうか!?畜生!!!』
絶叫する賢治…

ブルースが流れ始める

弓子『…死んだ人はいったい誰なの?賢治さんの知ってる人?』
賢治『名前は知らない。でも…朝鮮人だった…オカリナの好きな人だった…』

あの…オカリナと一緒に歌っていた…朝鮮人だったのだ…

怒りと悲しみに満ちた賢治の瞳…
静かに幕が下りてくる…

 

1幕終了

※……(;・∀・)
結局、レポ書き始めちゃいました…(;´Д`)ウウッ…


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